私たちは2000年度から2011年度までの間に公益社団法人日本芸能実演家団体協議会が実施した表現教育指導者養成講座および研修講座を通じて、小学校・中学校等で表現教育活動の実践をした実演家や芸団協講座で講師を務めた経験者、そのほか本会幹事会が細則にしたがって加盟を承認した人たちで2013年8月に発足いたしました。
表現教育指導者、講師経験者の交流を図り、表現教育指導に携わる者の技能向上につとめることによって、その普及、発展に寄与することを目的としています。
演劇的な手法、ドラマ教育、表現教育など呼称はさまざまですが、子どもたちの全人的成長を芸術を通じて行う取組みは、日本でも古くから試みられています。2002年に、学習指導要領で「生きる力」が重視されるようになったのを契機に、学校現場に外部講師が協力する取組が広がり、その動きのなかで俳優や舞踊家、演奏家などの実演家が、学校教育の現場に関与する事例も増えてきました。
ADEFでは、演劇的な手法を土台にしながらも、演劇、音楽、舞踊あるいは美術などという芸術分野に分化する前段階として、特定の芸術分野にこだわることなく「表現する」プロセスを大切にする教育という意味で「表現教育」という言葉を用いています。
ADEFのメンバーは、都内の小中学校でワークショップを実施しています。また幼稚園、保育園、地域の文化機関や福祉機関などで活動するメンバーもいます。
* セミナーの開催
★研修会:会員の研鑽、相互交流のためのセミナー(年1回以上)
★オープンセミナー:表現教育の実践の普及や活動の充実を目指すために会員外にも公開するセミナー(年1回以上)
* メーリングリストの発行、FaceBookの運営:会員相互の情報交換、交流の促進しています。
* 調査研究事業
平成25年度は、芸団協が文部科学省委託事業として実施した「児童生徒の人間関係形成能力やコミュニケーション能力等の育成に関する研修等の調査研究」に協力しました。
(調査報告書希望の方はお問い合わせを。)